コンサルタント紹介

不況期の人材紹介

この1か月で、大きく世界が変わりましたね。
コロナウイルスが流行し始めた頃にはここまでの大流行になるとは想像もできませんでした・・・。
東京オリンピックの正式延期も発表され、この先どうなっていくのか、まだ見通しが立ちません。

当然経済への影響も非常に大きく、経営者の方もまだどのように事業運営をしていくか、考えあぐねてる方も多いように感じます。

さて人材紹介業界は今後どのようになっていくのでしょうか?

今、私が考えていることを簡単に書いてみようと思います。
そもそも人材紹介会社は求人企業からお金を頂戴するビジネスモデルですので、景気変動に影響を受けやすい業界であることは間違いありません。
実際にリーマンショックの際に多くの会社が廃業しましたし、以前ブログでも書いた通り、私の古巣の会社でもリストラを行いました。
ただ今回は大手人材紹介会社が景気の潮目を感じ、昨年末から新規の採用をストップさせており、すぐに人員の削減というような動きにはならないのではないかと思います。

不景気に陥った際に最も打撃を受けるのは「職種経験不問の若手」求人をメインに扱い、「転職希望者にとにかく多くの求人に応募してもらうこと」に重きを於いた人材紹介会社だと思います。
好景気には、とにかく若手であれば経験不問、採用数を担保したいという企業が多く存在します。
しかし不景気になった際に真っ先に求人が閉じるのは正にこういった求人になります。
その場合、転職希望者へ膨大な求人を送付し、数多くの応募を促し、その中で合格した会社へ入社して貰うという仕事の仕方では通用しなくなります。

不景気時はクライアント企業の経営層とリレーションを築き、転職候補者1人1人にしっかり向き合い、本当のキャリアアドバイスをしていくような紹介会社のみが生き残っていくと思いますし、そうあってほしいと思っています。

幸い弊社のクライアント企業で採用を凍結、ストップした企業は今のところなく、中には優秀な人を採用するチャンスと考え、逆にアクセルを踏もうとしている会社もあります。
ちなみに弊社親会社のナカジツも同様の考えでこれからも採用を加速させていきます。

先行きが不透明な中ではありますが、人材業界に身を置く以上、必ずこのような浮き沈みはあります。
我々のような中小企業は目の前のお客様に全力で向きあっていくしかありませんので、今後もスタンスを変えずに「明るく楽しく元気よく」頑張っていきます!